毎年国土交通省住宅局監修の下、住宅産業新聞社から発行されるこの「住宅経済データ集」。住宅の市場動向に関する様々な統計データが載っています。
検索サイトで多くの統計数字を探すのも簡単な時代ですが、やはり系統立てて紙でまとめてある方がずっと見やすく、それぞれの指標を”関連付けて”考察できるのも紙媒体の良いところだと思います。
興味深い代表的なデータをいくつか拾ってみると・・
・住宅の総数(単位:千戸) 平成15年 53,891 うち 空家 6,593
昭和63 年 42,007 3,940
この15年間で1,100万戸の新しい住宅と、260万戸の空き家が増えています。
・新設住宅の着工数(単位:千戸)
平成18年度 1,285 うち 持家 356 分譲 383 貸家538
平成8年度 1,630 うち 持家 636 分譲 352 貸家616
持家だけが極端に落ち込んでいる事がよくわかります。
・再建築戸数(いわゆる建替えの数)
平成18年度 141,957戸 平成元年 375,593戸
平成8年の351,328戸を最後に極端な右肩下がりです。
・建設コスト 昭和50年の価格を100とした指数で、マンション、宅地、住宅建設工事費を比較
マンション 平成18年度 274.5 ピーク 平成2年 400.2
宅地価格 平成18年度 176.9 ピーク 平成2年 432.4
住宅建設工事費 平成18年度 173.8 ピーク 平成9年 176.3
住宅建設工事費は、ほぼ消費者物価指数と連動しており、思ったより適正な価格推移を見せてます。
・床面積の国際比較
日本('03) 持家 123.93 ㎡ 貸家 46.30㎡
アメリカ('05) 持家 157㎡ 貸家 114㎡
イギリス('01) 持家 95㎡ 貸家 75㎡
ドイツ('02) 持家 127㎡ 貸家 77㎡
圧倒的に日本の貸家の、狭さというか持家との差が際立ちます。この辺にカシーヤのヒットはあったのかも知れません。
このように統計数字は世の中にたくさんあります。この数字たちを、視点を変え、どう結びつけ、そこに何を見出すかが大事なポイントですね。持ち家の着工数推移を見ても、既存のビジネスモデルが崩壊しそうなのは明らかです。さらなる高効率化を進める必要がありそうですね。
この「住宅経済データ集」が広報部に10部ほどストックがありますので、欲しい方はこちらまでメールをお送り下さい。社内メールにてお送りしますが、在庫がなくなり次第終了とさせて頂きますのでよろしくお願いします。


1 件のコメント:
なるほど・・・よくわかります
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